大杉滋賀県副知事のバチカン訪問

令和5年8月10日
メンドンサ枢機卿 大杉副知事、メンドンサ枢機卿に知事親書を渡す
ザーニ館長 ザーニ図書館・文書館長に知事親書を渡す
 5月23日、滋賀県大杉住子副知事がバチカンに来訪、千葉大使とともに、トレンティーノ・ダ・メンドンサ文化教育省長官、ザーニ図書館・文書館館長、ペーニャ・パーラ総務庁長官を訪問し、知事親書を手渡しました。
 滋賀県は、「幻の安土城復元プロジェクト」として、築城450周年にあたる2026年へ向けて、安土城のデジタル復元を目指しています。その手がかりとなるのが、織田信長が狩野永徳に描かせたとされる「安土山図屏風」で、これは、1585年に天正少年使節団が日本人として初めて訪欧し、教皇グレゴリウス13世に謁見した際に献上されました。その後、教皇宮殿の「地図のギャラリー」に置かれていたことは判明しているものの、現在は行方がわかっていません。
 大杉副知事は同日、ペトリーニ行政庁次官、「チヴィルタ・カットリカ」誌のスパダーロ編集長やヤンツ図書館副館長とも面会、屏風やそれにまつわる調査について広く協力を求めました。
 また、同日、伊司教協議会機関紙「アベニーレ」に取材を受けた内容が、8月5日同紙に掲載されました。

● アベニーレ紙 2023年8月5日 第17面、及び日本語訳
 
ペーニャ・パーラ長官 ペーニャ・パーラ総務長官と大杉副知事
公邸 後列左より、千葉大使、大杉副知事、前列左より、ティモティ図書館副館長、ペトリーニ次官、スパダーロ「チヴィルタ・カットリカ」編集長