新教皇レオ14世就任に寄せて 千葉大使メッセージ

令和7年5月18日
20250516教皇レオ14世の外交団長謁見 5月16日 新教皇の外交団長謁見を終えて
5月18日、教皇レオ14世台下の就任ミサが行われ、我が国からは麻生太郎元総理・日バチカン友好議員連盟最高顧問が参列されました。
これに先立つ16日、各国の駐バチカン大使に対する初めての謁見が行われ、私も参列して祝意を述べました。
教皇レ14世台下は、選出以来、「自ら武装解除し、また相手にも武装解除を求める」という能動的な平和の実現、困難に直面する人々への寄り添い、人間の尊厳、AIが人を支配することのないようにとの願いなどを強調し、わが国の方針と基本的に合致する方向性を次々と打ち出しておられます。
また外交団との謁見では、「平和」「公正」「真理」の三つの言葉を念頭において外交団と対話していきたい、と決意を述べられました。
教皇就任を機に、わが国とバチカンとの良好な協力関係が一層発展し、共に世界の平和と繁栄に力を合わせて行くことができるよう、教皇台下のご健康とご活躍を心よりお祈りいたします。

2025年5月18日
駐バチカン日本国特命全権大使 千葉 明