安倍総理大臣のバチカン訪問(2014年6月6日)
平成26年6月10日
(写真提供:内閣広報室) |
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2014年6月6日(金)10時30分(現地時間)より約30分間、安倍内閣総理大臣は、法王フランシスコに謁見したところ、概要は以下のとおりです。
- 安倍総理より、日本は、TICADプロセスによるアフリカ開発の取組みや、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ等を通じ、全ての人が能力を発揮できる社会の構築を後押ししている、これは、人間の安全保障の考えに基づき、人間一人一人に着目した政策を重視しているためである旨述べました。
これに対し、法王フランシスコは、アフリカは大きな問題であり、貧困や弱者に対し健康を与える取組みが重要である、また、「人」に着目し、精神的な豊かさを与えることが重要である旨述べました。 - また、安倍総理より、来年は長崎において信仰を守り続けた潜伏信徒が発見されてから150年、支倉常長率いる慶長遣欧使節がパウロ5世に謁見してから400年であり、こうした節目に是非日本を訪問して頂きたい旨述べたのに対し、法王フランシスコは是非また訪日したい旨述べました。
- この他、安倍総理と法王フランシスコは、日本とキリスト教徒の関係や国際情勢等について意見交換を行いました。
- 法王フランシスコへの謁見後、安倍総理は、パロリン法王庁国務長官との会談を行いました。また、その後、安倍総理はサン・ピエトロ大聖堂を訪問するとともに,同大聖堂に隣接するバチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂等を視察しました。